2021-02-24 第204回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第3号
二〇〇九年度の補正予算によって白嶺という名の新しい調査船の建造が認められまして、この調査船に採掘要素技術試験機とかの予算も付きまして、二〇一二年夏、沖縄近海の海底熱水鉱床において世界で初めての掘削試験を行いました。そして、その下の表二、この掘削試験を行ったHakureiサイト以外に幾つか有望な海底熱水鉱床は見付かっております。
二〇〇九年度の補正予算によって白嶺という名の新しい調査船の建造が認められまして、この調査船に採掘要素技術試験機とかの予算も付きまして、二〇一二年夏、沖縄近海の海底熱水鉱床において世界で初めての掘削試験を行いました。そして、その下の表二、この掘削試験を行ったHakureiサイト以外に幾つか有望な海底熱水鉱床は見付かっております。
そして、もう一つ大事な点は、今のところ、日本が、海底熱水鉱床、あるいはコバルトリッチクラストについては掘削試験だけですけれども、そういった実際の仕事をしておりますので、そこで得られたデータ、そういったものを、ISAが行おうとしているような法整備とか環境整備の方に積極的にこれから発信していって、それを助けるというんでもないですけれども、そういったところに活用していくべきではないかと。
事前に掘削試験機で海底熱水鉱床を掘削し、直径三センチメートル程度に粉砕した鉱石を特定の場所に集め、揚鉱船から垂らしたパイプを通じ水中ポンプで押し揚げるというもの。 しかしながら、一千六百メートルという水深はあまりに深い。集鉱試験機で吸い込んだ鉱石は、船上まですぐに到達するわけではなく、長い管路を通っている間に予測できないことが起こる可能性もある。
また、海底熱水鉱床の生産技術につきましては、平成二十四年の八月に、水深千六百メートルのところで鉱石の掘削試験に世界で初めて成功したところでございまして、こうした明るい話題もございます。 今後とも、また来年度にも鉱石を引き揚げるための機器の製造に取り組みたいというふうに考えてございまして、さまざまな課題があるということを認識しておるところでございます。